本・書籍(Book)は、ヤフオクなどのネットオークションで安く購入した商品を海外のeBay(イーベイ)などで高く転売して利ザヤを稼ぐという、『せどり(背取り)』の基本が実践できるカテゴリーです。
日本の雑誌、写真集、コミック単行本はイーベイでも売れ筋となっているタイトルが多く、他のメディアよりも全体的に安く仕入れることが出来るので、低リスクで出品することが可能になります。
ちなみに管理人がオススメする穴場的な仕入れ場所とは、ズバリ!個人で販売をしている古書店・古本街(市)やフリマです。
残念ながら、大手の中古本ショップやブックオフなどでは、良品を入手した記憶があまりない(笑)です。
それではいつものように、ヤフオクとイーベイでのリサーチ結果を順にみていきましょう。
※このページで紹介する商品は、いずれも2016年9月中旬時点で過去四か月以内の落札相場を比較したものです。
本や書籍のなかでは日本の雑誌が今、お薦めの売れ筋商品です。雑誌(Magazine)は星の数ほどの膨大なタイトルが存在しますしイーベイでは開拓途上のカテゴリーです。なので、イーベイではまだ出品されてないけど売れる雑誌が必ず存在します。
特にコミック誌、月刊誌、週刊誌などでは過去に発刊されたバックナンバー(Back Issues)が売りやすいです。ヤフオク相場とは縁が無い個人経営の古本屋などでは、数百円で買える場合が多いですからね。
テレビアニメにもなっている漫画『初代・ドラゴンボール』の記念すべき第1話が掲載された『週刊少年ジャンプ(1984年51号)』です。
ヤフオクでは2冊セットでのご落札。画像左側のジャンプには最終話、右側には第1話が収載されています。
ヤフオクの落札価格:15,000円
イーベイの落札価格:50,889円 価格差:35,889円
新連載を記念して、巻頭31ページがカラー印刷になっているので今となっては貴重なお品です。定価がたった170円のコミック誌が、今ではイーベイにて4~5万円で取引されているので、ここ32年の間に驚くほどのプレミアが付いたことになります。
こちらも集英社の『週刊少年ジャンプ』。
今では超人気アニメの『ワンピース』がマンガ連載を開始した時の特大号(1997年34号)です。
ヤフオクでは過去四ヶ月間にかなりの頻度で出品されていましたので、けっこう入手しやすい商品だと思います。
ヤフオクの落札価格:17,000円
イーベイの落札価格:32,699円 価格差:15,699円
また新連載で恒例の巻頭カラーは51Pにも及びます。当時の定価は210円。このように、現在人気となっている漫画の第1話が掲載された『号』をイーベイで出品してみるのも面白いかと。
『月刊 blast(ブラスト)』は、日本では唯一のヒップホップ専門の音楽・ミュージック雑誌で現在は休刊になっています。
で、この『1999年6月号』には、アメリカの女性R&Bグループ『TLC』の記事が多めに掲載されています。
ヤフオクの落札価格:500円
イーベイの落札価格:7,284円 価格差:6,784円
2002年に亡くなったメンバーのレフト・アイ(Left Eye)が、この雑誌の表紙・中央を美麗に飾っています。ちなみに『TLC』は、全米で1,000万枚以上のアルバム・セールスを記録したこともある人気グループです。
【カリフォルニア ハイウェイパトロール CHP】
「WildMook(ワイルドムック)」シリーズのうちの1冊(昭和56年11月20日号/Vol.53)になります。要するに、カリフォルニア版の白バイ隊・警察官(?)について書かれているといった感じの内容です。
ヤフオクの落札価格:1,700円
イーベイの落札価格:13,310円 価格差:11,610円
このムック本(※)には、CHPのパトロール中の様子などを撮影した写真が多数掲載されています。
また、彼らが使用する制服や大型バイクの装備品についても解説があるので、生粋のアメリカン・ポリスマニア向け書籍だといえます。
※ムック本(Mook)とは、雑誌(Magazine)と書籍(Book)の内容や性質をあわせ持つ刊行物のこと。合成語です。
【レーザービジョン・レビュー】
かなりニッチな季刊誌ですけど、イーベイでは驚くほどの高値で売れています。こちらはパイオニアのレーザーディスク・ソフトとして発売された映画作品のデータや広告、レビュー等を掲載している、いわばカタログ的な雑誌です。
ヤフオクの落札価格:1,000円
ヤフオクはこれが5冊セットで出品終了となっていますが、画像右端の1冊(1987年・秋 第10号)がイーベイでは値が付いています。
イーベイの落札価格:35,970円 価格差:34,970円
この号には、世界的にも熱狂的ファンが多い『マドンナ』が日本で公演した時の記事が写真付きで掲載されているという、希少価値の高い1冊です。
「時代はいま、レーザービジョン」というキャッチフレーズにもかかわらず、第12号をもって刊行が終了したという不運な雑誌。時代を感じさせますよね。
主に日本のアーティストや芸術家などの写真集(Photo Book)が売れています。歴史的に価値のある写真や資料などは海外でも高く評価されるため、高額落札が期待できます。
なお、グラビア・アイドルやヌード系の写真集も売れてはいますが、これらは全体的に仕入値が高めで売上単価が低めな商品であること、そして公序良俗の観点からも当サイトでの紹介は割愛します。
【Kyo Photo Book / Shikkaku】
『失格』は、「DIR EN GREY」のボーカルを務める『京』がソロ活動を開始した時に自らプロデュースした写真集です。
ヤフオクの落札価格:3,980円
イーベイの落札価格:15,788円 価格差:11,808円
この「ディル・アン・グレイ」は日本のヴィジュアル系ロックバンドで2007年にはフランスのパリで公演しており、海外でも知られるようになってきました。
オリンピック女子体操競技の金メダリストである『ナディア・コマネチ』の写真集『nadia 白い妖精』です。
彼女はモントリオールとモスクワの2大会連続出場で、金メダルを合計5つも獲得しているという、世界で最も有名な女子体操選手です。
ヤフオクの落札価格:5,800円
イーベイの落札価格:18,365円 価格差:12,565円
1978年に出版された初版。コマネチの演技などを様々なアングルから撮影したベストショット集ともいえます。
当時のコマネチを知るうえでも、美術的価値の高い1冊です。
『カストリ時代』は、昭和を代表する写真家『林忠彦』が撮影した写真集です。
太平洋戦争後、昭和20年代の東京の世相が色濃く表現されています。1980年 朝日ソノラマ発行 スリーブ付。
ヤフオクの落札価格:1,296円(税込)
イーベイの落札価格:14,362円 価格差:13,066円
昭和初期のモノクロ写真満載でノスタルジーに浸れそうです。
終戦直後の日本を研究している外国人の方にも案外、需要があるのかも知れませんね。
日本のコミック・漫画単行本も売れていますが、できれば全巻セットで出品するようにしましょう。
というのも、欠巻があると落札価格が安くなるのは当然ですが、なにより買い手(お客様)の立場からすれば全話を通読できないことになりますので、読み手側からすると気分が悪いですよね。
一方、売り手からみると全巻セットは重量があるので国際送料が高くなりがちです。eBayでは送料からも何パーセントかの手数料を徴収しているため、送料が高いとネックになります。また、「重くて手間がかかる割には、高利益が望めない商品」なので、参入するにはやや厳しい感があります。
したがって、全巻セットを取り扱う時には、出張・宅配買取サイトを個人で作って安く仕入れるなどの営業努力が必要で、これによって価格競争でも優位に立てるかと思います。
『HUNTER × HUNTER(ハンター×ハンター)』は富樫義博さんによる原作で現在も少年ジャンプに連載中の漫画です。
ジャンプ・コミックスというレーベルの単行本では現在、全33巻までが発売されています。
ヤフオクの落札価格:3,500円
イーベイの落札価格:13,209円 価格差:9,709円
内外価格差はありますが、さすがに全32巻セットともなるとかなり重くなるので、立て替えの国際送料だけでも普通に1万円位はかかってしまいます。
よって、資金繰りに余裕がある方向けの商材かと。
『謎の彼女X(エックス)』は月刊アフタヌーンに約8年間に渡って掲載された、植芝理一さんによるマンガ作品です。
ヤフオクではこの単行本の全12巻セットが即決で安く出品されていました。
ヤフオクの落札価格:1,250円
イーベイの落札価格:13,291円 価格差:12,041円
これは仕入れと国際送料が安く済みそう。価格差もなかなかのものです。もちろん、毎回このような利幅がある商品を見つけることは難しいので、普通は2~3千円くらいの純利益が出る全巻セットを転売していくのが一般的かと。
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